NoCode(ノーコード)ってそもそも何でしょう?そのまま単語を分解するとNo(いいえ)とCode(規則・言語)なんですけど、どうも想像しづらいですね。「NoCodeならモバイルアプリが誰でも作れる?」もパッとしません。もうちょっと優しい言葉でメリットとデメリットに分けて解説します。
NoCodeとは
NoCodeは、パソコンのプログラムを作る際、プログラミングをしなくても、アプリやウェブサービスを作成することができる方法です。ちょっと難しい言葉を使うと「プログラムのソースコードを書かずに開発ができる」ってことです。でも、「どうやって作るの?」と思ったかもしれません。心配しないでください。絵を描くような感覚で、画面にボタンを置いたり、色を変えたりしながら、アプリが完成するんです。レゴブリックで飛行機を作るように、パーツを組み合わせていく感じです。たとえば、あなたがゲームや便利なツールを自分で作りたくなった時、NoCodeを使えば、パソコンの知識を必死に学ばなくても自分で作ることができるんです。
3つのメリット
では、NoCodeをもう少し深堀してみましょう。3つのポイントに分けて解説します。
プログラミング不要
コード(パソコンの言語)を書く必要がなく学習量を抑えられます。これはかなり大きいポイントです。tecoの場合、プログラミングのみならず、英語も大の苦手なので目がくらんでしまいます。ついこの前、50代に突入しているのですが「ガッツリ学ぶのもちょっと厳しい・・・」なんて方にとっては程々の勉強量で済みますので諦める必要もないんです。
ビジュアル操作
基本的にはマウスでドラッグ&ドロップだけで作成できます。小学生がプログラミングを学ぶ教材なんかがまさにそれ。ブロックを組み合わせてロボットに動作を指示する学習をどこかで見たことありませんか?あるいは、スマホの操作もそうですね。説明書がなくても感覚的に操作できてしまう。このように、ビジュアルでプログラミング(風?)できてしまう強みがあります。
誰でも開発者に
tecoが良い例で、プログラミングを習っていないのにモバイルアプリをいくつも作成して、実際に使っています。要するに開発者と同じ立場でモノづくりができるということですね。tecoの息子もマインクラフトで夢中になって17階建てのマンションを作っていましたが、自分だけのモノを作れるようになりますし、社会に役立つモノだって作れるわけです。
5つのデメリット
始めるにあたって注意したい点があります。次の5つをチェックしておきましょう。
自由度や拡張性の低さ
NoCdeツールには、予め用意されている機能やデザインが豊富に揃っています。とはいえ、その機能の範囲内でしか作れないので、自分で特別な機能をプログラムしたい場合には不向きかもしれません。補足ですが、外部のサービスと連携すると自由度・拡張性は高まりますので頭の片隅に覚えておくと良いでしょう。
大規模開発には不向き
大きなプロジェクトや複雑なシステムを作る際には、NoCodeでは力不足となることがよくあります。例えば利用頻度や規模が大きくなるとセキュリティ面で強化を図りたくなります。ですが、機能的に実装できない場合が多々あり、オーダーメイドのような細かい調整が必要な時には制限を感じるかもしれません。
提供する範囲でしか使えない
NoCodeツールが提供している機能や範囲によって作成できるアプリに限度があります。例えば、私が良く使う「adalo」というツールはゲームを作ることができません。なので、ゲームを作りたいと思った時には別のNoCodeツールを導入することになります。このように、あらゆるモノを作りたい際には、複数のNoCodeツールを覚える必要があります。(「bubble」なら大体のことができるようですが使ったことありません^^;)
サービス提供会社に依存
NoCodeツールに限ったことではないのですが、提供する会社がサービスをやめてしまったら、作ったアプリにも影響が出る可能性があります。ブログのサービスと同じですね。アメーバブログがサービスを終了してしまった時のことを想像すると分かりやすいと思います。
利用価格帯が上昇している
サービスを利用するには料金が掛かります。NoCodeも例外ではありません。その価格がこの1年でかなり上昇したり、無料で体験できる機能の制限が大きくなっています。また、大半のNoCodeツールは海外なのでドル表示です。現在の円安はかなり痛いところです。
まとめ
NoCodeで開発する時は、自分が作りたいアプリの規模や機能をよく考えて、NoCodeツールとの相性を見極めることが大切です。もっと詳しく知りたいことがあったら、いつでも聞いてください。本職ではないですが、何かお力になれるかもしれません。NoCodeは、ちょっと大げさですがマジックのように作りたいものを形にできるツールと言えます。「プログラミングって難しそう・・・」と思っていたあなたにとっても強い味方になるはずです。
コメント